散歩の途中、あじさいの青と紫が混ざり合うグラデーションに思わず足が止まりました。

同じ一株の中でも、花の色が少しずつ違っています。
紫が濃いもの、青と紫が溶け合うもの。
同じあじさいなのに、これほど表情が違うのかと、しばらくその場に立ったまま眺めていました。
散歩を続けながら、ふと気になったことがあります。
あじさいの「形」を、じっくり見たことはあるでしょうか。
花びらが4枚だけ、すっきりと重なるもの。
複数枚の花びらが幾重にも重なり合い、より華やかに見えるもの。
先がとがって小さな星のような形になっているものも見かけました。


花全体の輪郭もさまざまです。
丸くこんもりと盛り上がるもの、外側に向かって花が飛び飛びに咲くもの、そして下へやわらかく垂れ下がるもの。
あじさいは丸く咲くものだと思い込んでいましたが、それだけではありませんでした。

帰宅してから調べてみると、あじさいの咲き方は大きく2種類に分けられるそうです。
【手まり咲き(ボール咲き)】
装飾花だけが集まって、丸くこんもりとした形に咲くタイプ。

【額咲き(ガク咲き)】
中心に小さな両性花が集まり、その周りを装飾花が額縁のように縁取るタイプ。

今日見かけた垂れ下がる円錐形のあじさいは、また別の品種のようでした。

あじさいは「色を楽しむ花」だと思っていましたが、今日の散歩は形の違いを発見する時間になりました。
先のとがった花びらの重なり、やわらかく垂れ下がる花の線、そして株ごとに異なるグラデーション。いつかこれらをつまみ細工で表現できたら、と帰り道にそっと考えていました。

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