はじめに
つまみ細工の応用技法「二重丸つまみ」の作り方を、初心者向けに写真付きで解説します。
丸つまみに少し慣れてきたら、次に挑戦したいのが二重丸つまみです。
2枚の布を重ねて折ることで、色の重なりや奥行きが生まれ、より華やかな作品に仕上がります。
桜や菊など、花びらに表情をつけたいときにおすすめの技法です。
二重丸つまみとは?
2枚の布を重ねて折る技法です。
外側と内側で色を変える、同系色でグラデーションを作るなど、配色の楽しさが広がります。
作業時間の目安:1輪 約20〜25分
難易度:★★☆☆☆(初心者向け)

準備するもの
・A:外側の布 ×1枚 (ピンク)
・B:内側の布 ×1枚 (白)
※同じサイズ(3×3cm)
外側、内側は完成したときの花びらの色です。
・ボンド(速乾)
・ピンセット
・はさみ
・ウエットティッシュ
・つまようじ
・でんぷんのり

※花の形に仕上げる場合は以下を追加
・A・Bの布を各5枚(花びら5枚分)
・土台用厚紙(直径2.5cm)
・土台用布(B:外側の布)×1枚
💡 でんぷんのりについて
一般的な作り方では使いませんが、布のズレやばらつきを防ぐために今回は使用しています。初心者の方に特におすすめです(必須ではありません)。
作り方
Step 1:外側の布にのりをつける
A(外側:ピンク)の布の四隅に、でんぷんのりを少量つけます。

Step 2:三角に折る
Aの布を三角に折り、のりをつけた部分を軽く押さえて固定します。
角をしっかり合わせることが大切です。

Step 3:内側の布も同様に折る
B(内側:白)の布も同じようにのりをつけ、三角に折ります。

Step 4:2枚をずらして重ねる
B(外側:ピンク)を手前にし、A(内側:白)と0.5〜1mm程度ずらして重ねます。

💡 ポイント
三角の頂点側で、下の布が少し見える程度にするのがコツです。
Step 5:2枚の布を重ねたまま、さらに三角に折る
重ねたまま、三角形の中央より少し上を持ってさらに折ります。
角と頂点を揃え、布がずれないように注意します。

Step 6:持ち直して向きを整える
向きを変え、同じ位置(中央よりやや上)をピンセットでしっかり挟み直します。

※布がずれやすい工程です。焦らず丁寧に進めてください。
Step 7:開いている辺を広げる
開いている辺を左右に開き、三角形になるように整えます。


Step 8:ピンセットで挟み直し、形を整える
ピンセットでしっかり挟み、形を整えます。

💡 ポイント
布がずれる場合は、裁ち目を机に軽く当てて揃えると安定します。
Step 9:裁ち目をボンドで固定する
布の切り口にボンドをつけ、指でしっかり押さえて固定します。
二重丸つまみは厚みがあるため、丸つまみよりやや多め(米粒程度)がおすすめです。

Step 10:形を整えて完成
外側と内側の布の見え方を整え、バランスを確認します。

花の形の仕上げ方
基本の手順は丸つまみと同じです。
Step 1:花びらを5枚作る

Step 2:土台にボンドを塗る

▲土台の作り方(リンク)
Step 3:中心から5等分を意識して円形に配置する

Step 4:外側を押さえながら中心を軽く押して花びらを開く

Step 5:中央にボンドをのせる

Step 6:パールを置く

Step 7:乾燥させる

▲アクセサリーへの仕上げ方は現在準備中です。公開までしばらくお待ちください。
きれいに仕上げるポイント
布の「ずらし」が仕上がりを決める
わずかなズレで印象が大きく変わります。ズレを大きくすると外側の色がより際立ちます。最初は控えめにずらし、試作しながら調整するのがおすすめです。
角と辺を丁寧に合わせる
角が揃っていないと花びらの形が崩れます。厚みがあるため、ピンセットと指でしっかり挟みながら作りましょう。
ボンドでしっかり固定する
布がずれやすい技法のため、裁ち目にボンドをつけてしっかり固定します。
丸つまみとの違い
・丸つまみ:シンプルでやわらかい印象(写真:右)
・二重丸つまみ:色の重なりで華やか、奥行きが出る(写真:左)

同じ形でも、布を2枚重ねるだけで印象が大きく変わります。
おすすめの花
・桜(華やかな配色に)
・菊(グラデーション表現に)

おわりに
二重丸つまみを取り入れることで、つまみ細工の表現の幅がぐっと広がります。
まずは2色の組み合わせから、自分だけの配色を楽しんでみてください。


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