はじめに
剣裏返しは、剣つまみをひと手間加えて裏返す技法です。
裏返すことで花びらに自然な反り返りと立体感が生まれ、ゆりや葉っぱの表現にぴったりです。
剣つまみに慣れてきたら、ぜひ挑戦してみてください。
・作業時間の目安:1枚 約10〜15分
・難易度:★★★☆☆(剣つまみの経験がある方向け)

準備するもの
・布 3cm角×1枚(花びらはピンク、葉っぱは緑など用途に合わせて)
・ボンド(速乾)
・ピンセット
・はさみ
・ウェットティッシュまたは濡れタオル(手やピンセットを拭くもの)
・つまようじ
・付箋紙
※付箋紙にボンドをだして、つまようじの先につけてボンドを塗るようにしています
作り方
Step 1:布にボンドをつける
つまようじの先にボンドをつけ、三角に折ったときに重なる2辺の両端・中央と、布の中央の計6か所に置きます。

Step 2:三角に折る
布を三角に折ります。

Step 3:布にボンドをつける
3点にボンドを置きます。

Step 4:さらに三角に折る
もう一度三角に折ります。


Step 5:布の角を合わせたまま、さらに三角に折る
2回三角に折った角を合わせたまま、さらに三角に折ります。


《ポイント》
丸つまみとは違い、ここでは開かずにそのまま折ります。
💡 Step 1〜4は剣つまみと同じ工程です。
▲剣つまみの詳しい作り方はこちら
Step 6:持ち替えて形を整え、下側をカットする
持ち替えて形を整えたら、布の切り口側(下側)を1〜2mmカットし、切り口を揃えます。


《ポイント》
これが剣つまみとの大きな違いです。
ほつれた糸や辺の長さを揃えてカットすることで、裏返したときに形が整いやすくなります。
Step 7:カットした部分にボンドをつけて固める
カットした切り口にボンドをつけ、指でしっかり押さえて固めます。


💡 ポイント
ここでボンドをよく乾かしてから次の工程に進んでください。半乾きの状態で裏返すと形が崩れやすくなります。

Step 8:剣つまみを裏返す
ボンドが乾いたら、布の切り口を下から押し出すようにして花びらを裏返します。



Step 9:形を整えて完成
全体のバランスを見ながら形を整えたら完成です。


剣つまみや丸裏返しとの違い
・丸裏返し:丸みのある花びらでかわいらしい印象
・剣つまみ:すっきりとシャープな印象
・剣裏返し:花びらに反り返りと立体感が生まれ、より華やかな印象
カットしてから裏返すひと手間で、同じ布でも表情が大きく変わります。

作成する技法で花の印象も変わります

カットする位置での違い
・カットなし(ほつれのみカット):しっかり反り返りぷっくりした印象に
・1〜2mmカット:反り返りもあり、扱いやすい
・半分カット:あまり反り返らずシャープな形に



サイズもやや細身になっていきます。

よくある失敗例
裏返したときに隙間ができてしまう
辺を揃えずにボンドで固めると、裏返したときに隙間ができたり、真ん中の布がずれてしまいます。
揃えてボンドを塗るか、カットして切り口を整えてから固めてください。
裏返したら真ん中が割れてしまった
乾かす前に裏返してしまうと真ん中が割れてしまいます。
しっかり乾かしてから裏返してください。

おすすめの使い方
・花びら(ゆり、カサブランカなど大きく反り返る花)
・葉っぱ(緑の布で作ると自然な葉の形に)

おわりに
剣裏返しを覚えると、つまみ細工で表現できる花の幅がぐっと広がります。ボンドの乾かし具合と、裏返すときの思い切りがきれいに仕上げるポイントです。ぜひ試してみてください。

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